壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第28回≫

『砂走口 江戸屋』を出ると山小屋は存在しない。最終的に五合目まで山小屋の前は通らない。 ある程度目印となるのは七合目の公衆トイレだけだ。その目印は既に目に入ってきているのだが中々着かない。単調な長さ100メートルはば3メートルほどのジグザグ…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第27回≫

山頂から下ること20分ほどで山頂を包んでいたガスから抜けた。ガスを抜けると日が出ていた。気温も一気に上がる。 下山道の途中に残雪もかなり大きな範囲で残っている。この時期、ここまで大きな残雪が残っているのも珍しい。ご夫婦も残雪に驚きながしばら…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第24~26回≫

~珍道中~ ≪第24~26回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第26回≫

残念ながら富士山山頂からの絶景を拝むことは出来なかったが成し遂げた達成感だけは3人共に得ることが出来た。 砂走りの下山道を下り始めた。この下山道は慣れないと非常に歩きにくくすぐに転倒してしまう。ご夫婦は上手く降りれるか心配であったが二人の歩…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第25回≫

元祖室から河口湖口登山道に合流し山頂を目指す。もう大半の登山者は数時間前にこの道を通過しており、目立った渋滞などはない。 自分たちのペースで山頂を目指せる。本八合目の山小屋もすぐそこに迫ってきた。 富士山ホテル、本八合目トモエ館、胸突八丁江…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第24回≫

聞き覚えのある声が聞こえてきて私は目を覚ました。元気のいい声が周りの登山客に投げかけられていた。奥さんが元気になってハイテンションになっている。話し声をベットの中でぼんやりと聞いていた。 『昨日の●●さんは?』 私を探しているようだ。まだ眠か…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第21~23回≫

~珍道中~ ≪第21~23回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第23回≫

山小屋の仲間たちとの話しはしばらく続き23時過ぎには床に就いた。 体は芯から疲れ果てているものの眠れない。毎回のことだ。布団にもぐり目を閉じても足だけは歩き続けている感覚が残る。 静まり返った山小屋の中であちらこちらから寝息や、いびきが聞こ…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第22回≫

『砂走口 江戸屋』に到着した。 この山小屋『砂走口 江戸屋』の前には毎年色とりどりの「タルチョ」が棚引いている。 「タルチョ」とはチベットで旅人の安全を祈念して飾られるものである。なぜこんなところに「タルチョ」? それもここの「タルチョ」は模し…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第21回≫

全くペースの上がらない3人は歩いても歩いても一向に到着できない『八合目 白雲荘』を目指していた。 暗闇の中にうっすらその姿は見えている。 何回休憩を取ったかすら覚えていない。白雲荘に到着。もう辺りに未だに登山を続けている者はいなかった。白雲荘…

Krispy Kreme DOUGHNUTS

8/13 気になって気になって仕方なかったサザンテラスのドーナツ屋さんに満を持して並んできました。お盆中でいつもの半分くらいしか並んでませんでした。それでも約45分待ちました。 期間限定の商品もあってもう大人買いです。全種類買って帰ってきまし…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第18~20回≫

~珍道中~ ≪第18~20回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第20回≫

スバルラインから上がってくる河口湖口は五合目を出て六合目までは登山道、下山道が同じである。六合目を越えると登山道と下山道は全く別のものになる。登山道から下山道を眺めることの出来ず、当然下山道から登山道も見ることが出来ない。 つまり富士山登山…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第19回≫

既に吉田口の北口本宮富士浅間神社を出発して10時間経過している。総登坂距離はいったいどれくらいに達しているのだろうか。 私は今まだ八合目に届いていないのだ。本来の標準所要時間はここまで8時間20分ほどのよだ。標準より劣っているのだ。 情けな…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第18回≫

『そろそろ泊まろうかと思うんですがどこの山小屋がお勧めですか?』ちょうど鎌岩館の前であった。 『ここにしようかしら?』 どうやらこの辺りで休み明日富士山頂を目指すようだ。 『ここら辺で休んだら明日の道程は長くなります。最低山頂を狙うのであれば…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第17回≫

~珍道中~ ≪第17回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第17回≫

いつの間にかお互いの存在を感じるようになって、ふとおばさんが話しかけてきた時もなんだか始めて言葉を交わしたような気にはならなかった。お互いの精神状態も、肉体的な疲労も、息づかいさえもあからさまな状態で既に一時間半以上は時を刻んでいたからだ。…

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第16回≫

六合目から七合目までこれほどペースを崩したことはなかった。史上最強の富士登山である。 カリマーの肩と腰への負担も増す一方で、少しでも軽くしたかった。水分を取り少しだけ軽くした。 七合目までの道は果てしなく遠く感じた。 この時点で日のあるうちに…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第15回≫

~珍道中~ ≪第15回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第15回≫

ガッツで綿毛の乱舞と、毛虫地獄から生還し、広がりのある空間が現れた。 いつもの見慣れた場所、そこは富士山六合目富士山安全指導センターであった。 河口湖口から登りだした登山者との合流はあっけなかった。 登山者はみな、これからの始まる富士山登山の…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第14回≫

~珍道中~ ≪第14回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第14回≫

佐藤小屋での小休止を終え、吉田口と河口湖口の合流地点をまずは目指す。 そこは六合目富士山安全指導センター、標高は2390メートル。 佐藤小屋から六合目までの道は鬱蒼とと茂った木々の中を登って行く事になる。虫は予想外に多く、衛星のように私の周…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第13回≫

~珍道中~ ≪第13回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第13回≫

四合目を越えるとなにか様々な石碑や建造物が目に入ってくる。一つ一つ足を止めじっくり見入る。 朽ちかけている石碑は、石燈篭も非常に興味を掻き立てる。いつ造られたのか、何のために造られたのか・・・。 今まで登り続けてきた富士山がこれほど私の好奇…

戸隠≪【戸隠神社】≫

≪【戸隠神社】≫ ※戸隠神社社務所より引用 戸隠神社は霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。 その起こりは遠い神世の昔、「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になったとい…

戸隠≪【忍者からくり屋敷】≫

≪【忍者からくり屋敷】≫ 子供だましと思いきや、本格的な忍者からくり屋敷。 入り口で靴を脱いで中に入ると、 入り口のお姉さんが 『お一人ですか?、出られなくなったら窓から大きな声を出して呼んでください! すぐに迎えに行きますので♪』 私は 『そんな…

戸隠≪【うずら屋】≫

≪【うずら屋】≫ うずら屋、説明も要らないであろう戸隠神社中社の門前にある、有名過ぎるほどの戸隠そばの名店である。 聞く所によると混んでいると3時間~4時間待ちなんかもザラって言うからこれは食べるしかない。 さて何時間待つのか楽しみにお店の前に…

戸隠≪【鷹明亭 辻旅館】≫

≪【鷹明亭 辻旅館】≫ 戸隠って何か雰囲気ありそうなところでスキー場なんかもあって興味はあったけど今まで行った事がなかった。埼玉県からのアクセスが悪いのも原因だったけど今回は新幹線&レンタカーのトレン太君で行って来た。 一泊二日の旅の宿は『鷹明…

漢の富士登山道~写真館~ ≪第12回≫

~珍道中~ ≪第12回≫ 連動写真館

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第12回≫

一合目から二合目までは霧が非常に濃い状況での登山となった。視界は前後5メートルほどである。 汗だか霧で濡れたのかわからない水滴が顔を覆う。時折頬を伝わり流れ落ちる。 程なくして御室浅間神社が見えてきた。神社といっても建物だけがひっそりと姿を…