壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

漢の富士登山道~珍道中~ ≪第20回≫

スバルラインから上がってくる河口湖口は五合目を出て六合目までは登山道、下山道が同じである。六合目を越えると登山道と下山道は全く別のものになる。登山道から下山道を眺めることの出来ず、当然下山道から登山道も見ることが出来ない。

つまり富士山登山で面倒なことは山小屋に荷物を預けて山頂まで行っても河口湖口の山小屋の場合はそもそも預けた山小屋には戻ってこないということだ。なので山小屋に一泊したとしても荷物をもって頂上まで行く必要がある。


蓬莱館から白雲荘までは今までの山小屋の距離感ではなく遥か遠くに見える。この距離感に負けて蓬莱館に宿泊する富士登山者は多い。
私の同行者となったご夫婦もたがわずであった。

ここで裏技、八合目の元祖室(標高:3250メートル)の横から静岡側の砂走口登山道に抜ける道が東に伸びている。この道を進むと約10分で砂走口江戸屋に出ることが出来る。この砂走口江戸屋は下山の際、静岡県方面に降りられる方も山梨県側に降りられる方も必ずこの山小屋の前を通る。従って少しでも楽して山頂を目指すのであればこの『砂走口 江戸屋』に宿泊すると都合がいいのだ。
またこの山小屋は真正面から日が昇る。つまり真正面に御来光が拝める訳だ。

標高も表向き3350メートルとなっており、残り426メートルで山頂だ。

http://www4.ocn.ne.jp/~edoya/


それらの事情をご夫婦に話し、今夜の宿を『砂走口 江戸屋』にしたらいいのではと提案した。しばらく考えた末ご夫婦は『砂走口 江戸屋』を目指すことに賛同した。

真っ暗闇をまずは八合目白雲荘目指し我々3人は歩き出した。すでに時は20時を越えていた。


歩きながら何としても無事山頂に立たせることが使命のように感じ始めていた。

                                               次回へ続く・・・

太子館(定員:500名)
連絡先:0555-24-6516/0555-22-1947

蓬来館(定員:200名)
連絡先:0555-24-6515/0555-22-3498

白雲荘(定員:400名)
連絡先:0555-24-6514/0555-22-1322

元祖室(定員:200名)      ⇒   砂走口江戸屋(定員:250名)
連絡先:0555-24-6513/0555-22-1397     連絡先:0550-84-3518/0550-75-3600 

富士山ホテル(定員:500名)
連絡先:0555-24-6512/0555-22-0237

本八合トモエ館(定員:250名)
連絡先:0555-24-6511/0555-22-0589