漢の富士登山道~珍道中~ ≪第14回≫
佐藤小屋での小休止を終え、吉田口と河口湖口の合流地点をまずは目指す。
そこは六合目富士山安全指導センター、標高は2390メートル。
佐藤小屋から六合目までの道は鬱蒼とと茂った木々の中を登って行く事になる。虫は予想外に多く、衛星のように私の周りを飛び回る。
鳥肌も立ってしまう。子供の頃って虫苦手じゃなかったのだが年を取ると苦手になっていくのは何故だろう。
綿のようなものが私の周りを取り巻き始めた。風に流されて沢山吹き寄せてきた。
まるでタンポポの綿毛の塊ようなものが宙を舞う。大きなものや小さなもの入り混じって乱舞する。
こういうのを吸い込むとたちがわるい。呼吸一つにも注意を十分払いながら進む。
茂った木々にはもれなく毛虫が付いているではないか。毛がフサフサしたものから、原色の派手な奴もいる。
体は避けながら歩もうとするのだが私のカリマーはそうもいかない。体で避けてもカリマーが引っかかる。
なんだか痒くなってきたように感じる。
早くこの付近を脱出しなければ気絶しそうだ。 次回へ続く・・・
そこは六合目富士山安全指導センター、標高は2390メートル。
佐藤小屋から六合目までの道は鬱蒼とと茂った木々の中を登って行く事になる。虫は予想外に多く、衛星のように私の周りを飛び回る。
鳥肌も立ってしまう。子供の頃って虫苦手じゃなかったのだが年を取ると苦手になっていくのは何故だろう。
綿のようなものが私の周りを取り巻き始めた。風に流されて沢山吹き寄せてきた。
まるでタンポポの綿毛の塊ようなものが宙を舞う。大きなものや小さなもの入り混じって乱舞する。
こういうのを吸い込むとたちがわるい。呼吸一つにも注意を十分払いながら進む。
茂った木々にはもれなく毛虫が付いているではないか。毛がフサフサしたものから、原色の派手な奴もいる。
体は避けながら歩もうとするのだが私のカリマーはそうもいかない。体で避けてもカリマーが引っかかる。
なんだか痒くなってきたように感じる。
早くこの付近を脱出しなければ気絶しそうだ。 次回へ続く・・・