壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

『それぞれの~馬返しからの挑戦~オヤジ編』

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『それぞれの~馬返しからの挑戦~オヤジ編』



昨年は予選落ちしてしまったが、富士山に登る野心は燃えつきる事はなかった。
その野心に火が着いたのは、登頂の10日ぐらい前にレディとの9月にある旅行博の
話をしている時に、「富士山行きましょうよ!」の一言だった。リュックやジャケッ
トはレディから借りる事が出来たが、一番のネックは「クツ」である。どの様なクツ
を買っていいのかワカラナイ???登頂まで一回しかない休みの日に近くのイトー
ヨーカードや西友に行ったがなかった。地元大森はアキラメ、なぜか川崎に出向い
た。ここでもない!!行く場所を間違えたのか???あきらめかけていた時雑貨屋さ
んがあった。とりあえず中をのぞくと、サイズは25cmしかしかないが2000円であっ
た。迷わず買った。あとは99円ショップでチョコや後から大人気になる事も知らず
かさばるオセンベイやマスクを買った。

当日は、遅刻する事もなくシブガキ隊の一人の出身地である某駅に到着。みんなの顔
を見ると急におなかがすいたので駅ソバを食べて充電です。途中、コンビニとスー
パーに行き食料や飲み物を補充。そして神社に安全を願っていよいよ出発である。
五合目までは暑さとの戦いでした。木陰の道なので直射日光は免れたものの、今まで
にかいた事がないくらいの汗が体中から出た。途中、すれ違う人をみて「この人、下
まで降りたらビ-ル飲むだろな?」と思いつつ、何とか5合目に到着。ここで差し入
れの「鮭おにぎり」を食べ、さらにかさばっていたおせんべいを尾食べた。
これが大人気だった。30分ぐらい休んだかな?じっとしていると少々涼しい
くらいだ。そしてタバコを吸いたくなった。しかし高山病の事を考えガマンした。
(ここのまま禁煙できたらなー)

いよいよ出発です。今までとは違い細い道を進みながら一歩一歩進んで行きます。
もー汗をかく事はないです。しかし、疲れは極限まで来ている。
そして六合目からは、まるで新宿や渋谷の通りを歩いていると思うぐらいの人、人です。
そして七合目ぐらいから道は狭くなり渋滞になり進みは遅くなりました。
そして周りが暗くなり始め、ライトの点灯です。(このライトもレディ頼んで買って
きてもらいました。)

さらに進むとレディーが高山病との闘いになり、かなりのスローペースになりました。
私は睡魔との闘いで、待っているほんの1~2分待っている間でも眠ってしまいそうです。
気温はさらに寒くなり急激に体温が奪われていく。そして2時間くらい登っただろうか?
真っ暗で星がすごくきれいだ!(多分、目が悪くわからない)そして、
下からはコンサートの音楽、花火が見える。

そしていよいよ今夜の宿である江戸屋に到着。寝たい!!その前に夕飯である。
爆盛りカレーをみんなは食べていたが、私とレディーはノーマルにした。
6時間ぐらい寝ただろうか?宿の前からのご来光である。これはとっても綺麗だった。
そして、頂上に向けて出発である。昨夜同様ここでも2組にわかれてしまい、スロー
組でのスタートである。道は登るにつれて細くなり渋滞がひどくなる。3時間は登っ
ただろうか?頂上だ!しかし、すごーーーい人である。まるで江ノ島か三浦海岸に来
てしまった様である。違うのは裸でない事ぐらいでみんな寝ている。私たちはなんと
か座れる所を確保して休憩した。レディーはCCレモンを買い、Tシャツ男はお札を
買いに行った。私はただボーっとしているだけで写真を撮ることさえ忘れてしまっ
た。

時間も時間なのでなごりおしいが下山である。帰りは登ってきた道とは違い、ブルが
通れるぐらいのなだらかな斜面が続く。途中、荷物をP/Uしてゆっくり降りている
と、七合目あたりで頂上からダッシュしてきた富士山初参戦人と出会う。相変わらず
元気だ!下りなのにここでもみなさんに抜かされようやく六合目で再び再会。ここで
冷えたポカリを団長からもらう。これがなんとも言えなくおいしかった。ここで生き
返った様に思ったがこれが間違い。確実に体は衰えてきた。ここから下は、団長とレ
ディーの3人で下山である。先頭に私が進み、レディ-、団長の順番である。
最小は順調に進んでいたが、事件は突然やってきた!「ひざ」である。2合目くらい
から急に痛くなった。段差になると曲げるのが痛い。しかし、ちょうどレディーにも
魔の手が襲いかかりスローペースに......それはツメが割れた(折れた)らしい。

団長はこんな僕たちを見捨てて先に行ってしまった。あと、もう少しである。
下りは同じ様な景色なんでまだかまだのイラダチである。そして遠~くに団長
が.....

あそこが終点だと思うと急にあの曲が浮かんできた。(そうです。24時間マラソン
に必ず流れる唱)「サライ」ではないです。ZARD「負けないで」です。そして
ついに到着しました。帰りに神社に無事下山の報告をしました。そして温泉に入って
体を綺麗にして帰路へ。帰りは行きとは違い大渋滞です。車の中は、静けさとウルフ
ルズの唱で大盛り上がりの繰り返しです。夕飯は団長が学生時代に食べた「ホワイト
餃子」のお店へ。そして9時40分発の電車で帰りました。




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