富士山登山2016≪馬返し⇒一合目⇒二合目⇒三合目⇒四合目⇒五合目⇒佐藤小屋≫
富士山登山2016
≪馬返し⇒一合目⇒二合目⇒三合目⇒四合目⇒五合目⇒佐藤小屋≫
~2016年6月19日(日) 曇り/雨~
あと10日で今年も富士山の山開きとなる。もうそんな季節なのである。
今年は長男と昨年のリベンジで富士山頂を目指すのだが、
その前に、今年は富士登山道、吉田口(吉田ルート)の本来の出発地点である
『北口本宮冨士浅間神社』より吉田口五合目までの登山を仕上げておきたいと考えていた。
今となっては富士山登山は五合目から山頂までが『富士山登山』と認識されているが、
富士山有料道路(富士スバルライン)が開通する昭和39年(1964年)までは、
この『北口本宮冨士浅間神社』を基点とする登山道が使用されていた。
特に江戸時代の富士講が盛んだった頃、富士講信者の登山本道を吉田口に定め、
多くの道者・富士講信者が吉田口登山道を経て山頂を目指していた。
途中、買出しや『北口本宮冨士浅間神社』に本日の富士山登山の安全祈願を行ったので、
≪馬返し⇒一合目⇒二合目⇒三合目⇒四合目⇒五合目⇒佐藤小屋≫
~2016年6月19日(日) 曇り/雨~
あと10日で今年も富士山の山開きとなる。もうそんな季節なのである。
今年は長男と昨年のリベンジで富士山頂を目指すのだが、
その前に、今年は富士登山道、吉田口(吉田ルート)の本来の出発地点である
『北口本宮冨士浅間神社』より吉田口五合目までの登山を仕上げておきたいと考えていた。
今となっては富士山登山は五合目から山頂までが『富士山登山』と認識されているが、
富士山有料道路(富士スバルライン)が開通する昭和39年(1964年)までは、
この『北口本宮冨士浅間神社』を基点とする登山道が使用されていた。
特に江戸時代の富士講が盛んだった頃、富士講信者の登山本道を吉田口に定め、
多くの道者・富士講信者が吉田口登山道を経て山頂を目指していた。
由緒あるここ『吉田口登山道』には富士山登山の歴史を肌で感じ、
体験する事のできる俺の中ではもっとも趣のある登山道である。
この登山道、吉田口を初めて経験したのは2007年の夏、既に9年も前の事だ。
その時は『北口本宮冨士浅間神社』から登り始め、八合目で一泊した後、
翌朝、山頂まで達した。1泊2日での行程であった。
今回は『吉田口登山道』を三分割し、三回に分けて完全制覇を目指す目論見だ。
一部は『北口本宮冨士浅間神社』から『馬返し』
二部は『馬返し』から『五合目』
三部は『五合目』から『山頂』としている。
三部作を今年完遂させるのは私と長男であるが、今回は次男もかみさん、ばあちゃんも参加となった。
スタートは三部作の二作目、『馬返し~五合目(佐藤小屋)』までの行程を今回は選んだ。
自宅を出発したのがAM6:00。
途中、買出しや『北口本宮冨士浅間神社』に本日の富士山登山の安全祈願を行ったので、
移動に要した時間は2時間弱であった。
『馬返し』に到着すると既に駐車場は満車となっていた。
20台ほどの駐車スペースがあるのだが、止めることができないので、
『馬返し駐車場』の手前の山道に駐車する事とした。
既に山道にも数台の車が停められている。
ここ『馬返し』は標高1,450m、本日のゴール地点五合目(佐藤小屋)は標高2,230m、
標高差780mである。
登りの標準タイムは馬返しから一合目が15分、二合目までが30分、三合目までが20分、
四合目までは20分、五合目までが45分、合計130分となっている。
下山は五合目から四合目が20分、三合目までが10分、二合目までが15分、
一合目までは25分、馬返しまでが10分、合計80分である。
『馬返し駐車場』に駐車している車は全て出発済みであったが、
いったい何時に到着できれば駐車できたのか。馬返しのトイレも使用可能であった。
9:05過ぎに準備を整え出発。
やや肌寒感はあるが服装は半袖で十分。
まずは標準タイム15分の一合目を目指す。
歩き始めて10分ほどで次男は泣き出す。
理由は疲れて辛いのだそうだ。
登山はスタートから30分が一番辛いと私も思う。
体が温まり、汗が出始めるとようやくエンジンが掛かってくるのが登山だと思う。
なんとか宥めながら持ち堪えてもらうようにする。
しばらくすると、スイスイ登れるようになり、途中では一番前を歩くほどになる。
このあと泣き出す事も、辛そうな様子も無かった。
一合目に到着したのは標準タイム15分に対して15分での到着となった。9:21の到着。
5分ほどの休憩で二合目を目指す。
私はこの辺りで両足のかかとにまめが出来、既に両方共に破裂していた。情けない。
キャラバンGK79に変えて何度か登山に出かけているが毎回そうだ。
痛みを堪えながらの登山となってしまった。
時折木々の間から光が差してくるが、
全体的には木々に囲まれ、足元まで光が直接は届いてこない。
空気は爽やかで、清清しい登山道だ。
この登山道は私は4回目であるが、いつ来てもとても落ち着く登山道だ。
二合目に到着したのは10:00、標準タイム30分から5分ほど遅れての到着だ。
少し長めの休憩をとる。
三合目の到着は10:35、こちらは標準タイムに遅れること15分。
四合目の到着は11:10、標準タイム20分に遅れること10分の三合目を出て30分で到着。
次に向かう、四合目から五合目までは今日の行程の中では一番長い。
五合目の到着は11:55、標準タイム45分に早く着くこと5分の四合目を出て40分で到着。
五合目から更に20分、
12:27、ようやく本日のゴール地点、五合目の山小屋佐藤小屋に到着した。
少し予定よりも佐藤小屋までの到着時間は掛かってしまった。
直ぐに昼食の準備をする。
子供たちは昼食のカップラーメンを楽しみにしていた。
各自好きなカップラーメンを購入し、自らのザックの中に入れてここまで運んできた。
お湯を沸かす準備をしていると、子供たちは携帯食のおにぎりや、パンを食べ始めた。
ストーブの準備が整った時には2人とも、
『もうお腹一杯だからラーメンいらない』
子供たち以外のラーメンを作り頂く。
食後にコーヒー飲んでいた頃に、ポツポツと雨が降り出した。
まだ、ポツポツ程度であったので、昼食の片付けをさっさと済ませて、下山を開始した。
三合目に差し掛かった頃、雨は強くなり始めた。
頭上の木々の葉が、雨からだいぶ守ってくれているが、
それでも雨に勢いが増すにつれ、木々の葉程度では防ぎ切れなくなり始めた。
長男とばあちゃんは先に下山すると雨宿り無しで下山して行った。
頭上の木々の葉が、雨からだいぶ守ってくれているが、
それでも雨に勢いが増すにつれ、木々の葉程度では防ぎ切れなくなり始めた。
長男とばあちゃんは先に下山すると雨宿り無しで下山して行った。
残りの我々3名は冨士御室浅間神社の軒下を借りてしばし雨宿り。
立入り禁止のロープが張巡らされているがちょこっとだけお借りした。
10分ほど雨宿りをしていると、雨足が弱まってきたので出発。
しばらく歩いていると、雨宿り無しの2人に追い付き、
そこからは5人で下山し、皆揃って馬返しの駐車場まで戻ってきた。
既に馬返しの駐車場には数台の車しか残っておらず、
我々も着替えを済ませ、16時過ぎに馬返しをあとにした。
今日の登山はトレイルランナーが大半で、数年前と比べると大幅に増えていた。
一般の登山客の5倍以上がトレイルランナーだったのではないだろうか。
あとは20名から30名ほどの団体旅行者、
ガイドが付いているので旅行会社が主催するツアー参加者だろう。
なにしろ、6月でこんなに多くの人が『馬返し』のルートを利用している事に驚いた。
7月上旬には第一部、『北口本宮冨士浅間神社』~『馬返し』のルートをやり遂げ、
7月下旬には、五合目から山頂までのルートを成し遂げようと思う。