富士山登山2016年 北口本宮冨士浅間神社~馬返し(片道:7.4㎞ 往復14.8㎞)
富士山登山2016年
北口本宮冨士浅間神社~馬返し
(片道:7.4㎞ 往復14.8㎞)
~2016年10月15日(土)~
『北口本宮冨士浅間神社』からの富士山登山は2007年7月に1度経験しているが、その時は富士山山頂までの行程だった。
今回は出発地点は『北口本宮冨士浅間神社』であるが、目的地は『馬返し』までの往復。
距離にして14.8㎞(片道7.4㎞)
標高差は600m、
標準往復所要時間5時間15分(315分)登り:2時間50分(170分) 下り:2時間25分(145分)
といったように、山頂を目指す行程ではないので精神的にも、体力的にも余裕がある。
気になるのは新調したばかりのSCARPA SHERPA(スカルパ シェルパ)が足にしっくり来るのかと、
小学校1年生の次男と、70歳を越えているばあちゃんの体力くらいだ。
1日行程が往復15㎞近くというのは自分も久しぶりの距離で、子供たちにとっては未知の世界ではある。
朝6:00過ぎに自宅を出発し、途中の圏央道と中央道の合流周辺での渋滞はあったが今回の出発地点、北口本宮冨士浅間神社には8:30頃に到着した。
途中立ち寄ったセブンイレブン河口湖インター東店から綺麗な富士山が拝めた。
朝食を車内で済ませる。外に出るとちょっと肌寒い。
夏場なら半袖半ズボンでの出発であるが、今日は薄手の長袖ファーストレイヤーの上に、長袖のファーストレイヤー。
準備を整え出発したのが9:16、まずは拝殿にて富士山登山の安全祈願、その後9:20、祖霊社にて富士山登山の安全祈願。
いよいよ出発だ。
はじめの数百メートルはアスファルトの道路を進む、普通に車の通りもあるので注意して歩く。
出発して数分で地元の方に声を掛けられた。
地元の方 『どこまで行くの?』
俺 『馬返しまでです。』
地元の方 『地図持ってるの?』
俺 『持ってないです。』
地元の方 『この地図持って行きなよ!』
俺 『ありがとうございます。』
2冊の地図を頂く事ができた。
ありがたい。こういうの人との関わりも登山のひとつの楽しみである。
直ぐに看板が出て、林道へと進む。
公道に平行して吉田口登山道(林道)があるので安心感もある。
足元は石ころが転がっているが、歩き難さはない。
平行して走っている公道も少し離れているので車の騒音に邪魔されなく、心地いい登山である。
登山開始から10分ほどで次男が『後どれくらい』といい始めた。
何回登山に出かけても同じことが繰り返される。
長男も以前までは同様であったが、不思議と今は聞いて来ない。
30分ほど歩くと、体も温まり、外気温も上がってきたので、みんな一枚脱いで登山を続ける。
ほんの少しの登り勾配は登山靴の慣らしにもちょうど良かった。
普段登山靴に使用するインソールは10年以上前にオーダーメイドで作ってもらったインソールなのだが、今回は慣らしのためSCARPA純正のインソールを装着している。
自分の足にSCARPA SHERPAはやや幅狭感を感じる。両足とも小指の外側に圧迫感が少しだけある。
ただ一番気になったのは、土踏まずの部分が自分の足の土踏まずにフィットしていない。
結局、今回の富士山登山で左足の小指の外側と、左足の土踏まずの部分に靴擦れが起き、水脹れが出来た。破裂する事はなかった。
いづれにしてもインソールで調整できる部分なので次回は普段使いのインソールに変えることで対応可能だと思う。
30分に1組ほどの登山者とすれ違う。大半がシニアの登山者だ。
前回来た9年前は外国人とすれ違う事が多かったが、今回は時期も時期だったからか外国人とは一度もすれ違わなかった。
由緒ある登山道である。
10:48、標高1100mの『中の茶屋』に到着、標準所要時間80分に対して、88分での到着となった。
少しへこたれていた次男も頑張って登ってきている。
そのほかはまだまだ余裕の富士山登山のようだ。
休憩もほんの数分で次なる目標地点『大石茶屋』を目指す。
ここでひとつ、『大石茶屋』は現在廃屋となっている。
よく同じルートを登った人が『大石茶屋』が見つからなかったというのだが、正確には『大石茶屋跡』として今もなお存在はしている。
『中の茶屋』と同じように考えては見過ごす、『大石茶屋』は廃屋となって向かって右手の木々の奥にある。
『大石茶屋』を目指して歩いているとほぼランドマークとなるようなものがないので少し単調に思えてくるが、植物や、きのこ、木々の間からたまに顔を出す富士山頂を眺めながら登ると楽しいだろう。
この辺りでも登山の勾配はスタート時とそれほど変わらずなだらかな登り坂が続く。
11:48、標高1300mの『大石茶屋』に到着。標準所要時間60分に対して60分での到着となった。右奥の青い廃屋が『大石茶屋』だ。
ここで子供たちの集中力も途切れてきたたので小休止。近くには簡易仮説トイレも2つあり、非常に登山者にはありがたい。
こんなところでキャンプしたり、BBQしたりしたら楽しいだろうなって思ったりもしたが、登山者から大顰蹙を浴びそうだ。
12:05、今日の目的地標高1450mの『馬返し』を目指して出発した。
ここまで来れば『馬返し』まではあっという間の到着となる。
子供たちもあとひと頑張りとなり、到着してからの昼食を楽しみに登っていく。長男に至っては俺なんかよりひょっとすると体力あったりするのかも何て思えてきたりする。
何とか皆脱落せずに登れそうで一安心。
12:36、標高1450mの『馬返し』に無事到着。こんな時期にも拘らず、『馬返し』の駐車場には沢山車が止っていることに驚かされた。見る限りシニアの登山者で、馬返しを基点に、五合目を目指す登山のように思える。
レジャーシートを敷いて早速昼食の準備に取り掛かる。
子供たちはパンにおにぎり。俺とかみさんはラーメン+パン。ばあちゃんは持参したおにぎりであった。
非常に天気も良く、快晴。しかも暖かいというよりむしろ暑いくらいだ。しばらくのんびりしていると馬返しバスが到着した。
次男とばあちゃんは帰りは『馬返しバス』で戻る事となった。
13:15、『馬返し』発だ。
この『馬返しバス』は片道500円で、
馬返し⇒中の茶屋⇒北口本宮冨士浅間神社⇒富士山駅
というルートを走るバスである。次男とばあちゃんは車を止めている『北口本宮冨士浅間神社』ではなく、『富士山駅』に向かった。
俺とかみさん、長男はもう暫く『馬返し』でのんびりし、
13:30、『馬返し』を出発し、『北口本宮冨士浅間神社』を目指した。
下山時の足の痛みは、登山時より大幅に増幅していた。まあ他の人より痛覚が鈍いので軽く爪先立ちであるけば余裕で下山は出来た。
13:51、『大石茶屋』を通過し、『中の茶屋』を目指す。
14:29、『中の茶屋』でトイレ休憩をとる。
その後は休憩も取らずに『北口本宮冨士浅間神社』まで一気に下山し、
15:30、『北口本宮冨士浅間神社』に到着し、無事富士山登山できた事への感謝を込めてお参りした。
車に戻り、着替えを済ませると次男とばあちゃんのいる『富士山駅』に向かう。
富士山駅の駅ビル『Q-STA』の最上階の『富士山展望デッキ』にてのんびり富士山を眺めて、本日の富士山登山の余韻に浸る。
が、入り口には閉館の看板が。16:30までの最終入館で、17:00で閉館となる。只今の時刻は16:37。残念極まりないが、外から覗き込んでから、次回の楽しみに取っておく事とした。
小腹も空いてきているのと、高速に乗ってしまってからだといつ夕食が食べられるか分からないので少しばかり早いが夕食にすることとした。今宵の夕食は『ごはん亭まえふじ』7月にも夕食でお世話になった食堂だ。
到着は17:00、その時点ではお客さんは我々だけであったが、暫くするとぞろぞろとお客さんが増えだした。店員さんも忙しそうだ。
俺は『エビカツ丼』
かみさんとばあちゃんは『A チキンピタカ&サーモンフライ冷温野菜添え』
長男と次男は『B チーズハンバーグ&エビフライ』
俺の『エビカツ丼』が一番初めに出てきた。
俺の想像する『エビカツ丼』はコロッケの様なエビカツが2、3枚のっていて、更にタルタルソースがたっぷり掛かっている丼であった。
ぷりっぷりのエビの食感にタルタルが絶妙に絡んでとまらないおいしさ、それが俺の想像する『エビカツ丼』なのである。
『お待たせしました。大盛りのエビカツ丼です。』
俺の目にした『エビカツ丼』は・・・・。
夢でも見ているのか?
これは『エビ天の卵とじ丼』ではないか、
『エビカツ丼』ではない、俺は『エビカツ丼』としては認めない。
傷心のまま固まっていると、次男がエビフライを俺にくれた。
全部でエビは4匹になった。
かみさんも、ばあちゃんも色々おかずを俺にくれた。ありがたい。
でも『エビ天の卵とじ丼』も美味かった。
18:00過ぎに渋滞覚悟の帰宅ではあったが小仏数キロ前から渋滞はあったが、それでも2時間で自宅にと到着する事ができた。
子供たちはバタンキュウー。
2016年富士山三部作の最後まで残しておいた北口本宮冨士浅間神社~馬返しを成し遂げてきた。
今年中に3部作を仕上げたかったので達成できて非常に嬉しい。
翌日は子どもたちと一緒にお世話になった登山靴をきれいにした。今シーズンは行けてもあと一回かな登山は。
Danner ダナー DL5241 マウンテンライト US6
キャラバン(CARAVAN) C1jr 22cm レッド 0010109
キャラバン(CARAVAN) C1jr 20cm STDネイビー 0010109
SCARPA SHERPA スカルパ シェルパ EU43