『富士山：山梨県側登山者数 ２４万７０６６人で過去最多 ／山梨』

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富士山：山梨県側登山者数　２４万７０６６人で過去最多　／山梨

　夏山シーズン（７月１日～８月３１日）が終わった富士山の山梨県側の登山者数が２４万７０６６人と、
統計を取り始めた１９８１年以来、過去最多となったことが１日、富士吉田市の集計で分かった。
当初予想の登山者数１９万人を大幅に上回り、関係者は歓迎ムードだが、富士山の環境保全に向け、
登山者数の規制を検討すべきだとの声も出始めている。

　市は、
▽７～８月中旬の天候が安定
▽世界遺産登録へ向けた取り組みが注目
▽ＡＥＤ（自動体外式除細動器）装備を進めるなど山小屋による快適性の確保策
▽リタイアした団塊の世代がアウトドアに注目し、富士山への関心を高めた
▽原油高により首都圏に近いレジャースポットとして注目を集めた－－
ことなどから登山者が増加したと分析している。

　一方で、登山中に３人が死亡し、統計に残っている０５年（死者１人）以来初めて。
市は「バスツアーの団体登山などで、全体のペースに合わせた無理な登山をしていることが考えられる」と、ゆとりある登山を勧めている。

【田上昇】

毎日新聞　2008年9月2日　地方版

http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20080902ddlk19040035000c.html

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