壬生狼一家

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本日YAHOO NEWS TOP を飾った 『ホンダ「ステップワゴン」まさかの苦戦の理由』


ホンダ「ステップワゴン」まさかの苦戦の理由
~2016年3月27日(日) YAHOO!! NEWS TOP~

記事を既に現行ステップワゴンRPユーザーならチェッキっていると思うけど、
敢えて今後に残すために魚拓しておいた。

いろいろと専門家の人が書いているので読んでない人は読んでもらいたいけど、

でも、なんか違う気がするんだよな、
そんな複雑なもんじゃないんだよ売れない理由は。

シンプルに一言だよ。

車両本体価格が高いんだよ!

一般的に1500ccの車が300万越えちゃ、

そりゃぁ内容どうこうも多少あるだろうけど、

買わないでしょ!!

HONDAは価格を見直さないと。


ホンダ「ステップワゴン」まさかの苦戦の理由

東洋経済オンライン 3月27日(日)6時0分配信



 ホンダが昨年4月に発売した5代目に当たる「ステップワゴン」が、思わぬ苦戦を強いられている。

【詳細画像または表】

 日本自動車販売協会連合会が発表した2015年の新車乗用車販売台数の月別ランキングから、同クラスのミニバンの下半期(7~12月)の数字を集計すると、直接のライバルとなるトヨタ自動車ヴォクシー/ノア/エスクァイア」の3兄弟が計9万7540台、日産自動車「セレナ」が2万6921台に対し、ステップワゴンは2万9504台とトヨタの3兄弟に大きく水を空けられているだけでなく、2010年登場でモデル末期の現行セレナと拮抗している。

■ モデル末期の日産「セレナ」に及ばず

 今年2月の車名別販売台数でもステップワゴンは5684台でトヨタの3兄弟(計1万5858台)はおろかセレナ(6569台)の後塵も拝してしまった。

 1996年に登場した初代ステップワゴンは、横置きエンジンで前輪駆動、背が高く床の低い箱型キャビンという、現在の売れ筋ミニバンの定型を確立した画期的な車種だった。それまでの日本のワンボックス(1BOX)車は、エンジンを座席の下に置いて後輪駆動とする「キャブオーバー」と呼ばれるタイプが主流だったからだ。ステップワゴンは1997年から3年連続でミニバン新車販売台数第1位になった。

 2001年に登場した2代目は、トヨタや日産から競合車が登場したためもあり、頂点に君臨することはなく、全長を短く、全高を低めた3代目も支持はいまひとつだった。しかし2009年10月にデビューした4代目は、原点回帰の設計思想が評価され、2010年に再びミニバンナンバー1に返り咲く。

 しかし、今回の5代目ステップワゴンは新車投入から1年も経っていないのに初代や4代目のような新車効果が感じられない。いったい、なぜなのか。
 筆者は昨年のゴールデンウィーク明けに行われた、ステップワゴンの報道向け試乗会で、開発者から聞いた話を思い出した。

 彼によれば、ステップワゴンが属する5ナンバー2リッタークラスの背高ミニバンでは、奥様方の井戸端会議が売れ行きに大きな影響を持つという。予想どおり、購入の主導権を握っているのは奥様方だった。近所の公園などでの井戸端会議で、意外にも車談義がしばしば行われるそうだ。

■ 購入主導権を握る奥様が重視する車の性能

 スタイリングやハンドリングが話題に上ることはほとんどない。メインテーマは価格と燃費と使い勝手だ。多くの家庭で同じクラスのミニバンを所有し、子供たちのスポーツの試合などのときに、交代で出動するのだという。

 「好きな車を買えばいいのに」と思う人もいるだろう。しかし周囲に合わせた行動を取らないと、仲間外れにされてしまう可能性もあるのが、今の日本社会の良からぬ傾向であることもまた事実である、

 井戸端会議でどれだけ点数を稼ぐかが、このクラスのミニバンの売れ行きを左右する。それが多彩な収納スペースや定員以上のカップホルダー、簡単なシートアレンジといった現行の5代目ステップワゴンが打ち出した「おもてなし」に行き着いているのだと思った。

 しかしそれだけでは横並びであり、ライバルのノア/ヴォクシー/エスクァイア、セレナを引き離すのは難しい。そこでホンダが現行ステップワゴンに盛り込んだのが、ターボエンジンの投入だった。

 これまでの2リッター自然吸気エンジンに替え、1.5リッターターボを搭載した。欧州車では主流となっているダウンサイジングターボを、国産ミニバンにいち早く取り込んだのである。ただこの決定に、筆者は賛同しかねていた。

 前述したように、燃費を重視する傾向の強い奥様方には、ハイブリッドのほうが理解してもらいやすいと思ったからだ。ダウンサイジングターボも燃費向上に効果はあるが、国産車には最近になって投入された技術であり、一般ユーザーへの知名度はいま一つだ。

現にライバルのセレナはマイルドハイブリッド、トヨタの3兄弟はフルハイブリッドを設定している。JC08モード燃費を見ると、ステップワゴンは最高17km/Lで、セレナの16km/Lを上回るものの、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの23.8km/Lには大差を付けられている。

 しかも筆者の経験から言えば、ダウンサイジングターボは高速道路を多用した長距離走行では燃費が伸びるが、奥様方がこの種のミニバンを運転するメインステージである街中では、ハイブリッド車が圧倒的に有利だ。

 それを懸念した筆者は開発者に「ダウンサイジングターボは男性には受けると思いますが、女性の評価はどうなのでしょう?」と質問をぶつけてみた。すると彼は「うーん」と唸ってしまった。

■ 使い勝手は申し分ない

 試乗会で乗った限り、現行ステップワゴンの実力は、このクラスでトップレベルにあると確信している。なかでもターボエンジンと並ぶ現行型のトピック、跳ね上げ式のリアゲートの中に横開きの扉を仕込んだ「らくらくゲート」は、斬新な構造と使い勝手の良さに感心した。

 ミニバンユーザーは、従来型の自動車ユーザーが思いつかないような車の使い方をする。たとえば2列目シートの足元が驚くほど広いのは、座った際にリラックスしたいからというより、小さな子供がフロアで着替えをしたり、大きな荷物をフロアに置いたりできるようにしたためだそうだ。

 3列目シートへの出入りも、通常はスライドドアを開け、2列目を畳んで行う。しかしステップワゴンの開発者は、リアから出入りできないかを考えた。その結果生まれたのが、らくらくゲートだった。
 もうひとつの改革はインテリアだ。現行型ではデザイン家具を思わせる造形のインパネや、ブラウンやアイボリーといった落ち着いた色を起用したシートなどを取り入れることで、洗練の度合いを格段に高めており、奥様方の意見を採り入れたことが伝わってきた。

■ 伸び悩みの原因はターボエンジン? 

 わくわくゲートは使いやすく、インテリアはセンスが良く、ドライブした印象も、静粛性、乗り心地、ハンドリングを含めて良好だ。となるとやはり、ターボエンジンが伸び悩みの原因ではないかと推測したくなる。

 ホンダはもちろんハイブリッドシステムを持っている。しかもフィットやフリードに採用されている小型車用は1モーター、アコードやオデッセイが積む中型車用は2モーター、レジェンドやNSX向けの大型高性能車用は3モーターと、車格に合わせて3種類のメカニズムを揃える。

 このうち1.5Lエンジンを用いる1モーター式ハイブリッドは、ほぼ同じ全長を持つ3列シートのミニバンながら、ステップワゴンより低く幅広いボディを持つジェイドに搭載されている。やや大柄なボディを持つオデッセイには、2Lエンジンを採用した2モーター式ハイブリッドシステムが今年設定された。

 ホンダはこの2車種でトヨタや日産のハイブリッドミニバンに対抗するつもりなのだろうか。しかしステップワゴンなどが属する5ナンバー箱形ミニバンは、独自のカテゴリーとして認識されており、3ナンバーで低めのボディを持つミニバンが取って変われるジャンルではないだろう。ハイブリッド仕様の投入こそが、5代目ステップワゴン浮上の鍵ではないだろうか。


【引用先URL】



この記事を書いてる人は『森口将之 氏』
自動車評論家さんだ。日本カー・オブ・ザ・イヤー 選考委員も務める方だがちょっと待ってくれ。

なんだ『らくらくゲート』って。すでにコメントも頂いている。

一寸腑に落ちない。