壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

扁桃摘出術(両側口蓋扁桃摘出術)扁桃腺手術~手術の決断に至る迄~


扁桃摘出術(両側口蓋扁桃摘出術)扁桃腺手術
~手術の決断に至る迄~


俺は子供の頃から年に最低でも3回は高熱を出し、苦しい経験をし続けてきた。
ちょっと体調を崩すと、直ぐに体温計の数値は39℃、40℃まで一気に上がる。
俺にとって風邪を引いて37℃台から、38℃台前半であれば体調が悪い部類には入らないほど。
風邪を引けば昔も今も必ず39℃以上まで体温は上がる。
その度に病院にいくのだが、いつも
扁桃腺が腫れてます。』
扁桃腺が真っ赤です。』
扁桃腺が悪さして高熱に魘される日々。
高熱も辛いのだが、それ以上に扁桃腺が腫れると食べ物を飲み込むのも痛みを感じ、
咳なんか出ているものなら、喉を両方の掌で締め付けてしないと、
喉が切れるほどの痛みを感じる。睡眠すらとれない。
直ぐに治るのであればさほど気にならないが、これが数日は続く。
痛みを軽減させる為には市販の薬や、うがい薬など効きやしない。
痛みと腫れをとるには病院で抗生物質を処方してもらわないと改善されない。
病院では扁桃腺が大きいとか、扁桃腺肥大とか言われていた。
子供の頃から病院にいくと医者の口からは『扁桃腺切除』と言う言葉を何度もでてきていた。
小さい頃は手術への怖さが常に頭の中にあり手術への一歩が踏み出せず、、
大きくなってからはいつか治るだろうとか、いつか症状が軽くなるんだろうと
思いながらも月日は数十年も流れてきた。
そして昨今は入院、手術・・・、会社で長期休みを取得しなければいけなく、
仕事をそんなに長く離れる事は厳しい環境になっていた。
しかし、若い頃は40℃の熱が出ても精神力だけで会社も休まず、
時にはスノーボードにすら出かけていっていたが、
年齢的に40℃を跳ね返す体力がなくなってきた。
更に症状も全く変らない。辛さは増すばかりとなってきた。

体調を崩し扁桃腺を腫らしながらも仕事に向かい、
職場で何気なく扁桃腺の話をしていたら、同僚の中に2名も扁桃腺の除去手術を受けた人がいた。
1人は20歳の時に、もう1人は30歳の時に手術を受けたと言う。
残念ながら今まで俺の周りには扁桃腺の手術を受けたことがある人がいたかもしれないが、
手術を受けたと言う話は一度も聞いたことがなかった。
ところが、今この扁桃腺の話題の中に、2人も扁桃腺の除去手術の経験者がいる。
俺はここぞとばかりに経験談を聞いた。
手術を決めたきっかけ、手術を受けるまでの症状、手術を決めてから手術までの事、
手術後から退院まで、そして今に至るまで。
本当に事細かく聞いた。
そして今忘れかけていた扁桃腺切除の手術がどういうものか知り、
手術前と手術後の数年から十数年の変化を聞き、
俺も手術をしようかなという気持ちが芽生え始めた。
それが、手術の約一年前の話だ。
二人はどちらも『早く扁桃腺取った方がいいよ』であった。
1人は扁桃腺の手術後、実に約10年風邪を一度も引いていないとの事。
更に鼻炎も軽くなったし、あの喉の痛みもなくなったそうだ。
もう1人も風邪は引くけど39℃とか40℃とかの熱は出なくなったそうで、
熱が出ても以前とは全く違って楽になったそうだ。

それからいつかは手術をしたいと漠然と思い続け、上司にもいつか仕事の量が少ない時期に
計画的入院、手術をしたい旨を伝え、承認してもらっていた。

手術から約半年前の夏、いつものように扁桃腺腫らし、高熱が出た。
近所の病院にいつものように抗生物質を出してもらう為に向かった。
ここでの診察もいつものように『扁桃腺が腫れているので抗生物質出しておきます』であった。
いつもならここで、はいさようならだが、その時は初めて扁桃腺除去の手術について話を聞いた。
俺『扁桃腺除去の手術を受けたいのだけど・・・』
医者『そうだね、切ったほうがいいかもね』
俺『手術は今申し込んでどれ位先に受けるようになるのでしょうか?』
医者『うちの病院では手術できないので、埼玉医科大学への紹介状を書くよ』
俺『お願いできますか?』
医者『今の症状が良くなったら、それからまた来てくれれば紹介状を書くよ、ただ手術は半年くらい先になると思う』
初めて扁桃腺手術について医者に自ら伺った。
自宅に戻り、かみさんに相談すると、埼玉医科大学は自宅から車でも40~50分、
遠いので近くの病院にして欲しいとのことだった。
結局、症状が良くなってからもその病院に再訪することはなかった。

季節の変わり目になるとだいたい体調を崩して、扁桃腺が腫れ、高熱がでるのだが、
2015年11月26日、この日もいつものように高熱が出ていつもの病院へ行こうとした。
診察券を探していざ病院に向かおうとするとかみさんが、今日は休診日だよ確かという。
調べてみると木曜日は確かに休診となっていた。
折角休みを取ったのに、いつもの病院が休みとは。
仕方なく違う病院に行くことに。
久しぶりに北里大学メディカルセンターへ行く事とした。
診察券をもって受付に伺い病状などを告げると、本日内科は休診日という。
耳鼻咽喉科はやっていると。さらに、古い診察券と言われ更新に3,000円以上掛かると言う。
少しだけ迷って、別の病院に行こうかなと一瞬頭を過ぎったが、
移動も面倒なので耳鼻咽喉科でもよしと決め、受付を済ませる。
耳鼻咽喉科の受付にカルテを提出し待つ。
沢山の患者がいて時間は掛かると思われた。
案の定一時間以上掛かってようやく呼ばれ、
耳鼻咽喉科の中の待合室で更に数分待つと呼ばれた。
中に入り症状を伝え診察を受けると、薬を処方するので様子見てという。
高熱で体調を毎年数回崩すのを何とかしたいと、
医者に扁桃腺切除すれば熱でなくなるか聞いてみた。
結構軽い感じで、出なくなりますねという。
高熱は出にくくなるという。
そこで前にも医者から何度か扁桃腺切除の話を聞いたことがあることを伝え、
実際に手術するとどんな手順が必要なのか尋ねてみた。
医者 『いつ(手術)したいですか?』
俺 『一番最短ですといつ可能ですか』と尋ねる。
医者はノートをペラペラと捲りはじめ、最短だと2016年1月19日(火)という。
その後入院前の検査や、入院までにする事、入院期間など詳細を聞いてみた。
特に考えずに、『今その日予約するとキャンセルとか大丈夫ですか』と聞くと、
『大丈夫です』という。
『では予約をお願いします』と伝えると直ぐに同意書や、次回の通院日などを決めてもらった。
手術日も、入院日もその場で決まった。
その間、20分くらいだったような気がする。あっという間に扁桃腺を切除する事に決まった。
次回の通院日は2016年1月7日(木)、その日にエイズ検査などの
感染症に感染していないかの確認の検査が行なわれ、そこで問題なければ、
2016年1月18日(月)に入院、2016年1月19日(火)に手術、
順調に行けば2016年1月25日(月)に退院という。
場合によっては1、2日は伸びる事もあるそうだ。
自宅に戻り、かみさんにその旨を伝え、翌日には会社にも報告し、上司から許可も得た。
結構あっけなく手術を行なう事となった。

北里大学メディカルセンター
〒364-8501 埼玉県北本市荒井6-100
Tel 048-593-1212
URL:http://www.kitasato-u.ac.jp/kmc-hp/index.html