壬生狼一家

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『怒る富士』 (上巻・下巻)

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『怒る富士』 (上巻・下巻)

宝永火山の大噴火(1707年12月16日)が起こり近隣の足柄上郡足柄下郡駿河国駿東は
大きな被害を被った。降り積もった火山灰、砂は3メートルを越えるところもあった。
砂の除去作業は困難を極め、作物の収穫は全く出来なくなり、食べる物にも困り、
家屋、田畑、山林を失った住民は、この窮状を打開するため、ときの幕府に陳情したが、
あまりの大被害に幕府から見放され次第に餓死者が出始めた。

小田原藩に属していた足柄上郡足柄下郡駿河国駿東の復旧には当時の関東郡代(現埼玉県川口市
伊奈半左衛門忠順』をあたらせた。

伊奈半左衛門忠順』は疲労困憊の住民を励まし、寝食を共にしてこの難事にあった。

その時の模様を描いたのが『怒る富士』(上巻・下巻)である。


一人の正義に満ちた勇気ある男の生き様に心を動かされ。

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