また富士山で痛ましい事故が起きてしまった・・・
昨日はいろんな知人から
『富士山で片山右京さんが遭難したらしいよ』
と、連絡をもらった。
調べて見ると、御殿場口から3名で17日朝から富士山登山を開始し
17日深夜に設営していたテントが飛ばされ・・・
気付くと200mほど下に同行者2名が滑落していた・・・
この日の最低気温は氷点下25℃、さらに体感温度を大幅に下げる強風・・・
で、案の定、正常な精神状態ではいられなくなってしまったようだ。
この辛さ、精神状態は俺にもよく分かる
すぐ隣に打ち寄せてくる死を感じた時に強く意志を持てないとやられる。
右京さんや、同行者の様に経験があってもあの環境下では何も出来ないのが冬の富士山だ。
あの過酷さはテレビのNEWSなんかじゃ伝わらない。
右京さんが一人で下山してきた事をああだこうだ思っている奴はいるだろうけど
どんな気持ちで下山を決めたか考えると辛くなる。
判断は間違ってはいない。
一人じゃ何も出来ないし、自分の命すら危ぶまれる環境下での判断としては正解だ。
ただやはり天気、気候、同行者の体力、経験をしっかり把握し、
山頂を諦めビバークを選択した段階でもっと下まで降りて
テントの設営をしビバークしていればと悔やまれる。
あと一時間、いや30分でも降りてからであれば間違いなく事故は防げたと思う。
下にちょいとNEWSを掻い摘んで転記してみた。
遺族の方のコメントが心を打つ。
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静岡県警などによると、片山さんは17日午前、神奈川県相模原市の自宅を出発し、
3人で静岡県小山町の御殿場口から入山した。2人と登山に関しての能力差があった
ため、片山さんが先行した。山頂を目指したが、8合目付近で頂上の天候が悪いこと
を知り、登頂を断念。6合目から7合目地点に引き返した。
片山さんは1人用のテント、宇佐美さんと堀川さんは2~3人用のテントに宿泊した。
午後5時ごろに就寝し、片山さんはコンビニで買ったカフェオレやパイ菓子を食べて
過ごしていた。家族には午後8時ごろ「山頂には行かず、明るくなったら下山する」
と連絡していた。
午後11時40分、突風により片山さんのテントが真横に倒された。外に出たところ、
隣にあるはずの2人用のテントがなかった。18日午前0時50分ごろ「一緒にいた
2人のテントが飛ばされた」と、経営する関係者を通じて御殿場署に通報。
約200メートル下に滑落し、破れたテントと宇佐美さん、堀川さんを確認した。
当初、宇佐美さんは「寒いだけで大丈夫。堀川がおかしい」と話していたが、
その後に泣き出した。堀川さんは奇声を上げるなどパニック状態だったという。
片山さんは夜通し2人のそばにいて、「大丈夫か?」と声をかけたり、自分の体で
2人を温めていた。
午前7時半ごろ、電池が切れていた携帯電話の電力が復旧したものの、朝までに
2人は動かなくなった。同11時ごろ、待っていても救助はこないと判断して、
下山を開始。寝袋や毛布で2人をくるんで、その場から離れた。静岡地方気象台に
よると、18日未明の富士山頂は、寒波のため氷点下25度を下回っていた。
片山さんは午後0時20分ごろ、標高2200メートル付近で県警の山岳救助隊に発見、
保護された。その際、救助隊員に「2人は亡くなったようだ」と話しており、
事情聴取では「脈を取って亡くなったことを確認した」と説明している。
御殿場署によると、片山さんは2人の家族と署内で対面し、謝罪したという。
会見の最後、片山さんは「2人の無事を祈るだけ。信じています」と声を絞り出し、
車で病院へと向かった。
http://www.daily.co.jp/general/2009/12/19/0002590958.shtml
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会見で事務所のスタッフが遺族のコメントを読み上げた。
堀川さんの父親の和男さん(68)は
「若くして亡くなったのは親として残念なことですが、喜んで出掛けた美しい富士山で仲の良い
先輩と最後を一緒にできたことは幸せだと思う」とコメント。
宇佐美さんの妻の直子さん(45)は
「思い残すことはたくさんあるが、好きな山で逝(い)くことができてよかったと思います」
との文面を寄せた。
それを聞いた片山さんは嗚咽(おえつ)をもらした。
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『富士山で片山右京さんが遭難したらしいよ』
と、連絡をもらった。
調べて見ると、御殿場口から3名で17日朝から富士山登山を開始し
17日深夜に設営していたテントが飛ばされ・・・
気付くと200mほど下に同行者2名が滑落していた・・・
この日の最低気温は氷点下25℃、さらに体感温度を大幅に下げる強風・・・
で、案の定、正常な精神状態ではいられなくなってしまったようだ。
この辛さ、精神状態は俺にもよく分かる
すぐ隣に打ち寄せてくる死を感じた時に強く意志を持てないとやられる。
右京さんや、同行者の様に経験があってもあの環境下では何も出来ないのが冬の富士山だ。
あの過酷さはテレビのNEWSなんかじゃ伝わらない。
右京さんが一人で下山してきた事をああだこうだ思っている奴はいるだろうけど
どんな気持ちで下山を決めたか考えると辛くなる。
判断は間違ってはいない。
一人じゃ何も出来ないし、自分の命すら危ぶまれる環境下での判断としては正解だ。
ただやはり天気、気候、同行者の体力、経験をしっかり把握し、
山頂を諦めビバークを選択した段階でもっと下まで降りて
テントの設営をしビバークしていればと悔やまれる。
あと一時間、いや30分でも降りてからであれば間違いなく事故は防げたと思う。
下にちょいとNEWSを掻い摘んで転記してみた。
遺族の方のコメントが心を打つ。
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静岡県警などによると、片山さんは17日午前、神奈川県相模原市の自宅を出発し、
3人で静岡県小山町の御殿場口から入山した。2人と登山に関しての能力差があった
ため、片山さんが先行した。山頂を目指したが、8合目付近で頂上の天候が悪いこと
を知り、登頂を断念。6合目から7合目地点に引き返した。
片山さんは1人用のテント、宇佐美さんと堀川さんは2~3人用のテントに宿泊した。
午後5時ごろに就寝し、片山さんはコンビニで買ったカフェオレやパイ菓子を食べて
過ごしていた。家族には午後8時ごろ「山頂には行かず、明るくなったら下山する」
と連絡していた。
午後11時40分、突風により片山さんのテントが真横に倒された。外に出たところ、
隣にあるはずの2人用のテントがなかった。18日午前0時50分ごろ「一緒にいた
2人のテントが飛ばされた」と、経営する関係者を通じて御殿場署に通報。
約200メートル下に滑落し、破れたテントと宇佐美さん、堀川さんを確認した。
当初、宇佐美さんは「寒いだけで大丈夫。堀川がおかしい」と話していたが、
その後に泣き出した。堀川さんは奇声を上げるなどパニック状態だったという。
片山さんは夜通し2人のそばにいて、「大丈夫か?」と声をかけたり、自分の体で
2人を温めていた。
午前7時半ごろ、電池が切れていた携帯電話の電力が復旧したものの、朝までに
2人は動かなくなった。同11時ごろ、待っていても救助はこないと判断して、
下山を開始。寝袋や毛布で2人をくるんで、その場から離れた。静岡地方気象台に
よると、18日未明の富士山頂は、寒波のため氷点下25度を下回っていた。
片山さんは午後0時20分ごろ、標高2200メートル付近で県警の山岳救助隊に発見、
保護された。その際、救助隊員に「2人は亡くなったようだ」と話しており、
事情聴取では「脈を取って亡くなったことを確認した」と説明している。
御殿場署によると、片山さんは2人の家族と署内で対面し、謝罪したという。
会見の最後、片山さんは「2人の無事を祈るだけ。信じています」と声を絞り出し、
車で病院へと向かった。
http://www.daily.co.jp/general/2009/12/19/0002590958.shtml
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会見で事務所のスタッフが遺族のコメントを読み上げた。
堀川さんの父親の和男さん(68)は
「若くして亡くなったのは親として残念なことですが、喜んで出掛けた美しい富士山で仲の良い
先輩と最後を一緒にできたことは幸せだと思う」とコメント。
宇佐美さんの妻の直子さん(45)は
「思い残すことはたくさんあるが、好きな山で逝(い)くことができてよかったと思います」
との文面を寄せた。
それを聞いた片山さんは嗚咽(おえつ)をもらした。
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