▲富士山落石 事故か所を応急工事▲

▲読売新聞▲

県土木事務所 学識者らの対策委も
　富士宮市粟倉の富士山新五合目で１３日夜、落石がキャンピングカーを直撃して１人が死亡した事故で、事故があった駐車場を管理する県富士土木事務所（西川泰正所長）は１５日、現場付近での当面の事故防止対策を明らかにした。

　事故があった駐車場はすでに使用が禁止され、周辺の約９００メートルも通行禁止になっている。これに加え、同事務所は応急対策工事として、石が突き破った落石防護用フェンス（高さ３メートル）の復旧を急ぐとともに、このフェンスが敷設されている斜面の下にある駐車帯と通行帯を通行止めにする。また、道路には高さ約１メートルのフェンスを置き、横には大型土のうも置く。

　通行規制を解除するかどうかは、応急工事の進行状況に応じて県警と話し合う。夏休みが近づいていることから、同事務所は、工事はなるべく早く行いたいとしている。

　また、今後も地質調査業者などによる斜面の点検を継続するほか、恒久対策として学識経験者らによる対策委員会を設置し、落石防護用フェンスの新設も含めて対策を話し合う。

（2009年7月16日 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090715-OYT8T01001.htm