士山：世界文化遺産登録、富士吉田市が条例 緩衝地帯、建物高さ制限も

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富士山：世界文化遺産登録、富士吉田市が条例　緩衝地帯、建物高さ制限も　／山梨

　富士吉田市議会は１２月定例会最終日の１９日、富士山の世界文化遺産登録を目指す
ための「富士吉田市富士山世界文化遺産候補条例案」を全会一致で可決した。同市に
よると、市町村の条例に「世界遺産」の文字が使われたのは初めて。

　同条例は前文と全１２条から成り、第５条までを費やして、富士山への思いや理念を述べた。
続いて、同市上吉田地区の一部を緩衝地帯（バッファゾーン）に指定。
構成資産候補となっている御師（おし）の家の「旧外川家住宅」と「小佐野家住宅」を保護し、
富士山の眺望を保全するため、建物の高さを１３～１８メートルに規制することが規定された。
違反者には氏名などを公表する抑止策も盛り込まれている。

　同市では「規制というより、富士山を愛する市民の心を表した」と内容を説明した。

　同条例は来年４月１日から施行される。【田上昇】

毎日新聞　2008年12月20日　地方版
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20081220ddlk19040198000c.html

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