壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

~20年連続富士山登山~ Vol.08

 
 
~20年連続富士山登山~ Vol.08
 
元祖室を出発しまずは山頂を目指す。
 
 
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山頂方面を見渡すとちょっとした登山者渋滞は山頂鳥居を起点に200メートルほどあるだけで
そこまでは渋滞皆無で登れそうだ。
 
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本八合目の山小屋群には30分弱で到着。
 
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思い出の詰まった『胸突八丁江戸屋』を横目に山頂を目指す。
 
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『胸突八丁江戸屋』を超えると視界が大きく開け山頂がハッキリ見渡せる。
既に山頂に到着している登山者の姿が肉眼でも確認できる。
登山道、向かって左方面には下山道が見渡せる。
 
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下山道には沢山の人が小走りに下山していく。
この下山道を下りて行く人たちは『山梨県側河口湖口』『静岡県側須走口』からの登山者だ。
 
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九合目の鳥居を超えると後は20分ほどで山頂に到着だ。
ここまで来ると山頂鳥居に到達した登山者の歓喜の声が聞こえてくる。
何故だろうか
『万歳!』
の声が一番多く聞こえてくる。
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山頂へ向かうジグザグ道の最後のターンを終えたところで、今回の富士山登山のミッションの一つ
『お鉢巡り一周ハイビジョンビデオ撮影』の準備に入る。
それも回しっぱなしで編集一切なし。
バッテリーは60分しかもたない。
つまりビデオ撮影しながらお鉢巡りを60分で仕上げる必要がある。
通常90分から120で回るお鉢を約半分の時間で、ビデオ片手に…。
んん~ん、俺には無理だ。
しかし俺にはナベがいる。
タフガイのナベがいる。
俺のミッションはナベに託された。
ナベはジグザグ登山道の最後のターン地点からビデオ撮影を開始した。
俺は一足先に山頂で待つこととした。
5分ほどしてナベが登山者を縫うようにして山頂へ到達した。
『結構キツいっよ』
『じゃあ(撮影止めても)いいよ』と言うと
『いや、行けるところまで行って来ます。』
気合い入れ直した。
 
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東京屋、扇屋を通り過ぎ少し行った所でナベのザックを下ろしナベは元気に
『行ってきます』
と俺のミッション代行遂行のため出発した。
 
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しばしナベとはお別れだ。俺はカメラを持ち出し山頂の撮影をしていた。
あいにくの天候で下界の景色は何もない、ただ雲海と下から上がってくるガスだけだ。
ガスのかかっていないところを切り取るようにシャッターを切る。
あまりいい風景をおさめられない。
そろそろ対面の剣ヶ峰辺りに到達したかなとカメラの望遠を使ってナベを探す。
いない。
まだ着かないかよなと思いながら火口の写真や火口壁の写真をカメラにおさめる。
ガスは出たり、消えたりしながら隙をついてシャッターを切る。
山頂の天気、景色は刻々と変わる。いつもながら非常に気まぐれな富士山である。
そろそろナベを見つけられるかなと思い望遠を使って探る。
 
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背後から気配を感じ振り返るとそこにはナベの笑顔があった。
1時間もたたずにお鉢巡りを終えて戻ってきた。
流石はナベだ。
労をねぎらい昼食の準備に取り掛かる。
溶岩で風除けを作りバーナーを設置する。
フラット出しにちょいと苦労したがいい具合に風もよけられるバーナーの設置が出来た。
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火を入れ早速コッペルに水を入れ沸かす。ものの3分で湯は沸いた。
 
 
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山頂食はカップヌードルだ。
いつだってカップヌードルだ。
決まっている。
なにせ美味い。
山頂の気温は日中でも10℃を下回る。カップヌードルは予想以上にいつも美味い。
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一気に食べ終えると食後のコーヒーを入れる。これまた格別なコーヒーだ。

食事を終えるとお鉢巡りに出掛けた。
ナベは2周目のお鉢巡りとなった。
 
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視界はあるもののガスが出ていていい写真はあいにく撮れそうもない。
視界は100メートル位はあるが下界はガスや雲の中で残念極まりない。
 
 
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しかし今日の俺たちは日暮れまで山頂に滞在する予定なので焦らず天気の回復をのんびり待つ事ができる。
そう思っているとガスが富士山を登る上昇気流に追い出され、徐々に視界は広がり始めた。
下界の雲も散り始めたところどころの隙間から駿河湾が垣間見れるようになってきた。
じっと流れていく雲海を眺めているとじわじわ伊豆半島が現れ、相模湾三浦半島と視界が晴れていった。
 
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Vol.9へ続く・・・