壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

~20年連続富士山登山~ Vol.03

 
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~20年連続富士山登山~ Vol.03
 
きっちり登山の身支度を整え頭に手拭いを巻き付けいざ出発だ。

15時少し前にスタートだ。本日の宿『江戸屋』を目指す。

須走口五合目は日差しがあれば半袖でも寒さを感じないが日が陰った瞬間肌寒さを感じる。
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須走口五合目は我々のようにこれから富士山登山に出発するもの、富士山登山を終えたばかりのもの、
五合目観光に訪れたものの三者が混在している。
この三者は一目しただけで容易に判断は付く。
 
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賑やかや富士山五合目のお土産屋の前を通り過ぎると五合目観光の姿は消え一応は富
士山山頂を目指す登山者だけになる。
河口湖口や富士宮口と比較すると五合目のスタート地点の標高が350~400メートルも低いので
河口湖口や富士宮口では味わえない森林帯からのスタートだ。

なかなか気持ちよいものだ。
森林浴の中で蝉が力一杯鳴いている。

夏だね。

登山開始してすぐに古御嶽神社があるので富士山登山の安全を祈念する。
 
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日差しは木々に遮られ登山道は非常に清々しくスタートしたばかりの富士山登山を潤滑にしてくれている。

最高の状態だ。

富士山登山というのは登り始めの数十分が結構辛い。

次第に体は動き出すのだが始めは調子が上がらない。

ザックがぎこちなく背中でズレ動き、何年も履いた登山靴でさえへんな当たりや、スレを感じる。

ものの30分もすれば全て調整が終わり、体の汗も一通り出てきて次第に山に順応し始める。

体の富士山順応が完了さえすれば何時間でも富士山を動き回れる。

今回も始めの30分は様子見のスロー登山から始める。
 
 
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基本的に登山道は広く歩きやすい。

所々登山道と下山道が合流しそのまま暫く続きまた別れるが
何度か繰り返される須走口登山道だが
登りも下りも河口湖口や富士宮口からの登山道とは比べものにならないほど
登山者は少ない。
 
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登り始めの標高が2000メートルと低いのが原因のようだ。

時折、森林帯から抜け日差しを直接受けることがあるがジリジリ肌が灼かれる感覚がある。
 
紫外線の強さを文字通り肌で感じる。

森林帯を抜けると下山道が少し奥に見えてくる。
 
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砂礫場の下山道を軽快に小走りで下りて行く人、一歩一歩足元を確かめるように下りて行く人、
蟹歩きで下りて行く人、後ろ向きで下りて行く人など下山スタイルはまちまちだ。

下山者を暫し見ながら小休止していると俺のシャツ、パンツ、タオルなど至る所に
小さな虫がくっ付いている、ゾウ虫だ。

多分30匹はくっ付いている。一匹一匹払うが次々に飛んできては止まるのできりがない。

何で寄ってくるのかはハッキリ分からないが水分を汗から採ろうとしているように感じる。

周りの木々が徐々に少なくなり、背の高さも低くなり始めると
山小屋『須走口江戸屋』もはっきりと肉眼で捉えられるようになってくる。
 
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途中途中で写真と撮りながらの登山なのでそれほどペースは速くない。

のんびりしたペースで進む。それでもやはり富士山登山は楽ではない。
 
 
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標高2700メートル本六合目『瀬戸館』に到着したのは出発してからちょうど2時間。
 
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標高700メートル上げるのに2時間、それほどタイム的には遅いペースではない。

Vol.4へ続く・・・