『富士山ナンバー』

富士山ナンバー「３７７６」　問い合わせ多く、文字どおり“高根の花”

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008年8月28日


　「富士山」の自動車ナンバー交付が１１月４日から始まるのを前に、番号を「３７７６」にしたいとの相談が静岡運輸支局に相次いで寄せられている。富士山頂の標高３、７７６メートルにあやかろうと願うドライバーたち。希望が多い場合は抽選で順次決めていくため、文字どおり“高根の花”となりそうだ。　（林啓太）

　国土交通省は４月、富士山ナンバーの交付を発表。全国放送のテレビ番組で紹介されたことで反響を呼んだ。静岡運輸支局はこれまで、「３７７６」ナンバーについての問い合わせを５０件以上、受けているという。

　制度上は、多数の「３７７６」ナンバー交付が可能だ。自動車ナンバーは４けたの数字と３けたの車種分類番号、自家用と事業用を区別する一文字のひらがなで構成。分類番号やひらがなが違えば、４けたの番号は同じでも良いからだ。

　普通乗用車を示す３００番台の分類番号は１００種類。自家用車に使うひらがなは２９種類なので、普通乗用車だけで２９００台に「３７７６」ナンバーを交付できる理屈だ。

　しかし、同じ４けた番号の希望が多い場合は、混乱を避けるために抽選する。管轄内の自動車会議所で週に１回、抽選して２－３人程度しか当選しない。「３７７６」に希望が殺到した場合は、すべての人に早期に交付するのが難しくなる可能性もありそうだ。

　富士山ナンバーの４けた番号の希望は県自動車会議所沼津事務所などが担当。１０月１３日からインターネットで、同１４日から窓口で受け付ける予定。

　問い合わせは同事務所＝電０５５（９６７）１１７１＝へ。











http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080828/CK2008082802000232.html