壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

『それぞれの~馬返しからの挑戦~逆境レディ編』

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『それぞれの~馬返しからの挑戦~逆境レディ編』



もはや高山病といえば私の代名詞でしょう・・・
やる気に体がついていかない、酸素がなきゃ生きていけない
私が『逆境レディ』です!!
今のところ元気でいられるレコードは標高2700叩
これ以上、高いところにいくと酸欠が確認されています。

今回、富士山登山に挑戦しようと思ったのは2年前の屈辱からでした。

2年前の夏、隊長のお誘いを受け初めて富士山登頂を志しました。
アウトドア大好き!山大好き!そんな私は
地道に登れば頂上まで難なく行けるだろうと思っていました。
回りから見てもやりそうな奴に見えたはず。

ところが・・・!?
標高2600辰忘垢軍櫃ったあたりで様子は急変。
息が・・・できない!?
呼吸が『ゼーハー』から『ハッハッハッハ』へ変化していく。
お前は犬か!と言われてもしょうがない。
吸っても吸っても酸素が足りない!

結局、高山病に悩まされ続けたまま頂上を目指し
頂上には行けたものの、楽しみにしていた爆盛りカレーも食べれず
(このときは普通カレーも食べ切ることができませんでした)
お鉢めぐりもできず、悔いの残る結果で帰ることとなりました。

そう、私は口だけなんです♪♪

富士山なんて一生に一度でいいやと思って過去登った私も
2年もたつとあの時の高山病の苦しみを忘れ
不思議と無性に登りたくなってきます。
人間って何てMなんでしょうね。

前置きが長くなりましたが
こうして私の2年前の雪辱戦が始まったのです。

さあ、今回の戦友は誰だろう???
2年前の挑戦時は心強い高山病仲間がいました。(しかも女性メンバーは5人もいました)
ともに励ましあえる同志が欲しい!!

出発が2週間後と近づくと、隊長に今回のメンバーを確認。
逆境『今回、女性の挑戦者は誰がいるんでしょうか』
隊長『一人だよ』
逆境『・・・!?マジですか』

聞けばトップアスリートばかりのチームではないですか!
この時点では2年前の戦友『肉汁サクランボ男爵』は
私の中では頼もしい男の一人でした。
彼の巨体からは全く想像できないのだが、2年前は富士山の頂上を余裕で極めた男。
さらには、何事に置いてもタフな奇声児さん(先輩です)と
いつも笑顔でどんなところでも優しい最強山男さん(先輩です)

これはピンチだ!!

その瞬間、脳裏にある人が浮かんだ。
あの人しかいない。『オヤジ』だ!(すみません、上司です)

道具は貸すので行きましょう!
かなり強引に誘いましたがやる気になってくれました。
心強い仲間が誕生したのです。(これもかなり失礼ですね)

今年の富士山登山の目標はこの3つ
『脱!高山病』『お鉢めぐり』『爆盛りカレーの完食』
絶対にやってやるぞ!!

今回のスタート地点の馬返しは、通常のスタート地点の5合目より高度の低いところ。
少しずつ高度を上げていくので高山病になりにくいと聞いていたし
何より、定期的に水を飲んだり、息を吸う時は肺に酸素が入るようにしたりと
万全の予防策をとって挑んだ。
絶対に高山病になるまい、六合目までは信じて疑わなかった。

が、人間そう簡単に変わる訳がない。
7合目目前のところで頭痛が私を襲う。
悔しい!やはりきた!!
目標が一つ破れたが、でもここで止める訳にはいかない。
高山病になっても残り2つの目標を達成しなければ。

私の前を行く『オヤジ』が度々振り返って声をかけてくれる。
自分を相当つらいのに私のことをとても心配する。
そんな優しい気遣いが私の足を進めさせてくれる。

山小屋江戸屋に着いた頃には重度の高山病でした。
夢に見た爆盛りカレーも普通カレーに変わり
(今年は完食しました!しかも美味しく頂けました)
美しい朝日もひどい頭痛のためまともに見てられない・・・

頂上だけは目指さなければ。
翌朝、江戸屋を出発し再びオヤジと帆走する。
抜きつ抜かれつ9合目、その先の10合目を目指す。

そして日本一酸素の少ない富士山頂についに到着!
オヤジありがとう!
声を出す酸素がもったいないので心の中で心底叫んだ。
こうして今回の挑戦はオヤジ抜きには語れない思い出となりました。

隊長、野生児さん、奇声児さん、肉汁男爵、足をひっぱってごめんなさい!
オヤジ、いろいろ助けられました!ありがとうございました。

=富士山挑戦2回目 レディの記録=
高山病発症地点:標高2700m付近
使った酸素ボンベ:1本
失った:両足親指の爪
手に入れたもの:かけがえのない思い出★

本当に貴重な経験をさせてもらえました。
最後に、隊長!誘ってもらえて本当に感謝しています。
ありがとうございました。





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