壬生狼一家

Yahoo!ブログから引っ越ししてきた新参者です。宜しくお願いいたします。

富士山登山 2014.09.12(金)

 
 
富士山登山 ~吉田口~
 2014.09.12(金)

昨年は富士山登山に出掛けたが、宝永山日帰りと山頂まで行かずに終わったシーズンであった。
今シーズンは山頂まで行きたいなとは思っていたものの具体的に日程も決めることなく、
いつの間にか9月になっていた。
9月も天候が落ち着かず、週間天気予報をCHKしながら9/12(金)に行くことに。
前日の9/11(木)には雪も降り、小さな雪だるまが作れるほど積もったそうだ。

今回の富士山登山のスケジュールは下記で予定していた。

起床3:10
自宅発3:30
河口湖IC着5:00
富士山吉田口五合目着5:30
富士山吉田口五合目出発:6:00
富士山山頂着12:00
 ~お鉢巡り~
富士山山頂発14:00
富士山吉田口五合目着16:00
富士山吉田口五合目発16:40
自宅着:19:00着

しかし、今回の実際の行動は下記のようになった。

起床3:20
自宅発3:50
河口湖IC着5:30
富士山吉田口五合目着6:10
富士山吉田口五合目出発:6:50
胸突き八丁本八合目江戸屋着13:30
胸突き八丁本八合目江戸屋発13:50
山頂着15:20
胸突き八丁本八合目江戸屋発16:20
富士山吉田口五合目着18:10
富士山吉田口五合目発19:00
自宅着:20:40着

8月に本白根山登山に行った時に俺の7年使用してきたMILLET BOUTHAN GTX
のソールが左右どちらも剥離し、急遽兄貴の登山靴を借りて挑んだ富士登山
 
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念の為、MILLET BOUTHAN GTXの以前にこちらも5年位使用していたTARAS BOULBAの登山靴も
予備に車に積んで富士山へと向かった。
 
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既に5合目で上着を着込まないと寒く、出発時は長袖の速乾性インナーに、
パーカーを着ての出発。
今回のザックの中身はこんな感じ
・水分2リットル(1リットル:麦茶/1リットルスポーツ飲料)
・レインウェア
・タオル
・ダウンジャケット
・ヘッドライト
・食糧(おにぎり2個、パン3個、その他お菓子少々)
・カメラ
・携帯電話(2台)
ウェアラブルカメラ(アクセサリー数個)
・お財布
・換えの電池数個
・スニーカー(NIKE DUNK)

重量としては一般の方の倍くらいになってしまった。

出発早々、お土産屋の前を過ぎた所で富士山の入山料(富士山保全協力金)を支払う。
1000円、中途半端な税金は取られなくピッタリ1000円。
払ったら、領収書とバッジを貰えた。
 
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以前は五合目の出発点に鳥居があったのだが、今はなくなっていた。
この時期の登山者は少なく、2~3分に一組が登山に出発していく。
五合目を出発して20分ほどで靴の違和感を感じる。
この日の為に兄貴に借りてきた登山靴がまさかのソール剥離をし始めている。
両方の靴共にだ。
冷静にどうしようか考える。
 
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この靴がダメになることは微塵も頭になかったので焦る。

このまま五合目に戻っても今日持ってきている靴は先にのべたTARAS BOULBAの登山靴しかない。
しかし、7年前には現役を退き、購入したのは13~14年前の使用厳禁の登山靴のみ。
あとは富士山まで履いてきたNIKE DUNK・・・バスケットシューズだ。
勿論、ビブラムであるわけもなく、ツルツルのソールだ。

一旦、駐車場まで戻った。
TARAS BOULBAの登山靴は万が一に備えて、ソールが剥がれていた部分にはかみさんがボンドをさしておいてくれてはいる。
そうはいっても経年劣化は否めない。
このまま撤収も含め、しばらく考えTARAS BOULBAの登山靴で出発することにした。
つま先も部分に刺激を与えないよう、ソールが剥離しないように少し変わった歩き方で富士山登山に挑む。
 
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歩くペースは普段より遅くはなってしまうが、今日の富士山登山を延期しても、
今シーズン中に再挑戦出来る日があるか分からない。

再スタートしてすぐに富士山では頻繁に出没する鹿に途中遭遇し一瞬焦る。
一触即発、あの角で突っ込んできたらどういなすか考え、対策を準備できたので横を通り抜ける。格闘には至らず通過。
 
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TARAS BOULBAもボンドが利いていて順調である。
今回の登山では団体客の集団には一切遭遇しなかった。
9月の平日と言う事もあり多く見受けるのが大学生の小集団(2~8名程度)と、欧米系の外国人だ。
大学生の小団体は、軽装で登山靴の人も居れば、スニーカーの人もいる。
欧米系の外国人は極端に軽装だ。昔から欧米系の外国人に関してはだいたい軽装である。
 
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時折あたり一面がガスに覆われ、視界がなくなることもあったが、概ね快晴。
八合目に差し掛かったあたりから、変な歩き方を継続してきたせいか、腰が痛くなりだす。
何度かザックを下ろし、大の字に横になって痛みを緩和させようと試みるが痛みは消えない。
結局、登山を中止せざるを得ないほどの痛みまでは悪化することがなかったので、
この痛みを抱えたままの富士山登山となる。
 
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TARAS BOULBAは少しずつ、少しずつソールの剥離部分が広がっていく。
しかし、ボンドのお陰で絶望するほどの剥離まで入っていない。
 
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いつも行きつけの胸突八丁江戸屋にて念の為ガムテープを巻いてもらい、
一歩一歩気を付けながら山頂をめざした。
 
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大学生の小集団にも、外国人にも追い越されていき9/12も登山者の中では
もしかしたら一番遅い山頂登頂となったかもしれないが、無事富士山頂に到達できた。
 
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予定していた時刻より3時間以上遅れての山頂到達の為、お鉢巡りは諦めて、
すぐさま下山を開始。
下山時の方がソールの剥離の危険性は高まるので、緊張感は増す。
でも、TARAS BOULBAのソールは安定し、剥がれない。
 
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胸突八丁江戸屋に再度立ち寄り、日暮れまでに五合目の駐車場まで付きたいので、16:20に江戸屋を後にする。
本日の日の入りは17:57である。日暮れ時刻から数分は明るいのでどんなに遅くても18:10には五合目に戻りたい。
ヘッドライトは勿論持参しているが、富士山の日暮れ後はいい思い出がない。
ちょっと話は脱線するが2008年9月17日(水)に今回同様、単独日帰り登山を御殿場口から行った日がトラウマになっている。

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その日も下山が遅くなり日の入り時刻の18:00前には八合目と七合目の中間地点までしか下りてこれていなかった。
18:07本当に日が落ちあたりは真っ暗な闇となった。あいにく月明かりもない日であった。
ザックからヘッドライトを出し、点灯した。付いているのか分からないくらいの弱い光しか発していない。
電池は勿論新品だし、出発前に点灯確認も行っている。だが、光が出ない。
全くあたりを照らせず、何も見えない状況下におかれた。
この日の御殿場口からの登山者は、行き帰り合わせても数名しかいなく、下山中には人っ子一人見かけていなかった。
絶望の中、決死の下山を開始した。下山道には白い杭で道標が打たれているのでその僅かな白色の杭のみが肉眼で捕えられた。
そんな状況の下山中、所謂霊現象に襲われた経験がある。
結局19:30には御殿場口の駐車場に到着できたのだが、その間幾度となく心霊現象が起きたのだ。

流石に切羽詰まって、実は110番した。が、携帯電話圏外で通話不能

常に私の周りには鈴の音が響いていて、後方から大砂走りを下山してくる音が聞こえたり、
いきなりザックを爪のようなもので引っかかれたり、
廃墟となっている山小屋に明かりが灯っていて、中からお父さんと、子供の話し声が聞こえてきたり、
仕舞には7~8つ青白い光が見え始め、次第に光は強くなり、凝視すると全ての光は、
四つん這いになった人間から発せられる光で、漏れなく全員こちらを見ていたり。
下山後、駐車場には私の車一台だけしか残っておらず、急いで着替えも早々に車を走らせていたら、
車内に古い着物を着た童が釣り竿に釣糸と釣針が付いたものを持っていて振りながら遊んでいた・・・
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そんな事が頭をよぎりながら下山を想定する。
通常の平均下山時間で行くと五合目の駐車場着時間は19:20なのでペースを上げる必要があるのだが、
TARAS BOULBAが気がかりであるのでソールに負担を極力かけないよう注意しながらもスピードを上げる。

登りで追い越されていった登山者を追い越し、下山していく。
今までの富士山登山で下山中に追い越されたことはほぼないが、今日は2人越された。

経験した方は分かると思うが山頂から人によって異なるが、1時間から2時間ほど単調な
右行って、左行ってのジグザグ下山道が止め処なく続く。
前後の人が舞い上げる砂埃は何よりきつく、足の筋力も落ちているところで
あの踏ん張りの効きにくい砂状下山道は辛い。
何よりソール完全剥離の恐れが大きく膨らむ。

本八合目江戸屋を出て60分間ジグザグを乗り越え、ソールも無事の状態で過ごすことができた。
あとは日没との勝負、最悪ここまで来てからであればソールが完全剥離してもNIKE DUNKで
それほど困難なく戻れる。
スピードを上げて駐車場を目指す。下山している人は殆どいないが、視界に入った人たちは全て追い越した。
五合目のゴールまで約1km程で後方より一気に追い上げてくる大学生と思しき2人組が迫りくる。
足音はどんどん近付いてくる。
絶対に抜かれてなるものかとラストスパートを掛け抜かれずに五合目駐車場に到着。
丁度、日が落ちてあたりは暗くなっていたが、無事嫌な現象にも遭遇せずに下山となった。
 
 
既に次に購入する登山靴を物色中だ。」
 
一番気になっているのがこいつだ。
 
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CARAVAN(キャラバン)のGK79 定価・30,000円(税込:32,400円)
 
 
CARAVANといえば有名はのは勿論こいつ。
 
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初めて購入した登山靴で、二足連続で履いていたような気がする。
ソールが頑丈で一言でいうとタフな登山靴だった。
それでいて定価も10,000円を切っていた。
 
今は2人の息子たちもCARAVAN(キャラバン)C1 JRを履いている。
 
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今週中には決めよう!